個展のお知らせ

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すっかり、更新しておらず。
暖かい新年ですね。心なしか、身体も軽い感じがします。
日々、積み重ねていく仕事ですが、節目は大切にしたいと思っています。
今年も、よろしくお願い致します。

 

1月8日(金)より、相模湖のたねまめさんで個展があります。

【展示概要】

吉田慎司 箒展『ほうきに編み込む物語』
日時:2016年1月8日(金)~1月30日(土)毎週金土のみ8日間
1月16日(土)豆ほうき作りワークショップと短歌朗読会×昭和歌謡Dj 開催
詳細はこちら→

古家カフェ+ギャラリー たねまめ
神奈川県相模原市緑区若柳1170
ランチタイム 11:30-14:30 (要予約)
カフェタイム 15:00-17:00
※企画展中はギャラリーのみのご利用もできます
tel.042-684-9637
http://tanemame.bitter.jp/

 

 

 

オーナーさんは本好きな方でもあるので、何か文学と絡めた展示を、という事で、歌人の石川美南さんの「物語集」を引用した展覧会にする事にしました。

某アーティストの方に、「メディウムの様ですね」と言ってもらった事があるのですが、自分でもそう思います。好きなものは色々ありますが、一直線に惚れ込んで、というよりは、物と物の関係に関心が高くて、相対的に見て魅力を感じる事が多いようです。すごく平たい言い方をすれば、暮らしに寄り添った、出来るだけ単純な道具が良いなぁ、一番伝わり易いのではないか。と思って箒を作り始めました。短歌も、めちゃめちゃ面白かったというのもあるのですが、やはり、今の自分に必要なのではないか。と思って、色々顔を出しています。

これは個人的に、いまのクラフト界隈に必要だと思っている事なのですが、短歌では、鑑賞する際の読みや解釈の探求(またそれらを実作へフィードバックさせること)がとても自然な事として行われている様に思います。元々、明治頃までは工芸や美術という言葉はなく、様々な芸術が茶室でごっちゃになっていたそうで。器や屏風に詩歌が描かれていたくらいなので本当は自然なことなのかなぁとも思っているのですが、作品達が厚みを持つ事や、そのための批評の場は不可欠だと思っています。また、作品を掛け合わせるというのは、解釈の一端になるでしょう。

やり方が安直な様ですが、実用として特化しているものが詩として浮遊出来る事や、逆に、日々の暮らしの中に詩歌が生きるような世界は、とても豊かな事ではないかと思っています。(歌人の方の多くは、実際、歌の世界に生きていますが・・・)

石川さんは、とても活躍されている方なので、私の展示にお借りするにはあまりに恐れ多い方なのですが、勉強会でいつも優しくして戴いておりまして、お願いした次第です。まさかの、朗読会まで開催して戴きます!

たねまめさんも、とても素敵な古民家。ぜひぜひ、ご高覧ください。

 古民家カフェ+ギャラリー たねまめ

山羊の木 (石川さんの、活版印刷と短歌のユニット)

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