原点

今週末から、定例になっているイベント、2つに参加いたします!
例年の様子なども確かめてみるのですが、やはりベーシックな竹の柄の箒はよく売れている模様…?

奥義は初伝にあり。などともいうそうで、秘伝や奥義なるものはスペシャルでプレミアムなものではなくて、基本を鍛え上げた先にあるという話がありました。
(子どもが習っているので、最近武道にも凝っている)
日常の中に究極がある、というのは、工芸にも通じる所があるな…など。

個人的には、箒を始めた時期は、箒を再興させたい!と息巻いていたし、クラフトブームの時期というのもあって、どうしても作家作家しがちだったけど(枝の柄がその象徴だったりする)、本当は、淡々と日用品を作るのが一番かっこいいと思ってる。
昔ながらの竹の柄で、その作り方で受け入れてもらえるなら、変な遠回りをする必要もなかったのかな。なんて事も最近は思ったりもしています。
よくメディアに、手仕事が見直されて云々…と書かれたりしますが、道具はずっと変わらずここにあって、戦後からの使い捨てブームが落ち着いてきただけだと思っています。

いい事ばっかりじゃないかも知れないけれど、世の中が少し落ち着いて、熱も少しとれた気がしています。
いいと思うものを、そのまま届けられる時節なんじゃないかなー、など、勝手に感じながら制作しています。
基本を、原点を、大切に。日々精進して行きたく存じます。

編/組 二人展

日時 2022年7月2日(土)-7月10日(日)6日お休み
時間 11:00- 19:00 (最終日は16:00終了)

knulpAA


□有製咲処(別府竹細工)
□吉田慎司(中津箒)


『HOME  さいかい』

2022年 7/2(土)・3日
10:00−18:00
澪工房 
〒003-0002
札幌市白石区東札幌2条4丁目8−18
tel:011-816-6786