フライパン買った(ただの趣味の話)


半年以上探していたけれど、フライパン買った!

フライパンは、旨味や水分を閉じ込めて焼くため、またくっつかない為にも高い温度が必要。(実際うちに小さな鋳物のフライパンがあるけど全然違う)

通常鍋やフライパンに使われる金属ではアルミ>鉄>ステンレスの順に熱効率が高い=早く高温になるけれど、放熱も早い。(アルミは強度も弱めですが)
ステンレスの鍋は、機能も高いけれど事前に数分温めたりもする。

中華料理屋さんは熱量を維持する為に火力が強い訳ですが、鋳物は炭素量が多く遠赤効果もあり厚みがありよく蓄熱するし、厚みの割に炭素で熱効率も上がる。鉄は鉄分も取れる。鉄板に炭素を入れたら良いのではないかと言う話にもなるけれど、炭素を混ぜると硬度が上がって鋼に近づくので、中華鍋みたいに叩いて成形が出来ないらしい。

テフロン加工などはいずれ剥がれるし、(早いと数年)熱に弱いので空焚きして温度を上げると言う事が出来ないし、表面温度も金属ほど上がらないそうなので除外すると、鋳物のフライパンしか選択肢が無かった。

更に錦見鋳造は、独自の技術で驚異的な薄さによる扱いやすさを実現!

…と言う事をネットの情報で覚えた。
回し者ではない

こんな鉄の固まり壊そうにも壊せないから軽く数十年は使い倒す(つもり)

ドイツのturkとも悩んだんだけれど…

と言う趣味に満ち溢れた話。

くじらもらった

この前の百貨店でご一緒だった、有田焼の方から結婚祝いにと箸置きを戴いた…!

特に磁器が好きだし、買うかなぁ買わないかなぁと思ってやめたので、嬉しくてどうしようかと思います。
有田焼愛する

聞いたところ、全盛期は100人職人を抱える所もあったそうで、恐ろしい規模の産業だったそう。基本分業。やはり規模が大きく洗練されていたからですよね…。
どこもそうですが、特に中国からの進出も凄いらしい。元々景徳鎮などが有名ですが、日本人はそれらを洗練させて、有田焼を築いたそう。

以前の、Re:sと言う雑誌の「継いでから作る」と言う特集と、響きが好きでとても記憶に残っております。

色んなものづくりの方がいて、色んなスタンスがいます。歴史があるから凄いとか、古いから凄いとかは思わないですが、単純にそう言う立場にいる人は目に見える大きな岐路にいたり、何かの選択を迫られている訳で。
そう言う方々は、少し違う次元の軸にいるなぁと思っています。

良い悪いでなく、本当に自由に作る世界にいて軽やかに生きていく人もいて。自分もかなり好きにやっている類と思いますが

けれど、どんなものづくりや仕事をしてたって、人間が今までやってきた事と、その先を作っている事には変わりがない訳で。同じくらい、一挙一動に覚悟と責任を負いたい。と思いました。
命かけて生きてますからね。みんな。

明日は、洗足池やよい荘の搬入で楽しみ…!とても素敵な建物なんです。

的確にプレゼント出来る人って、価値100倍だわ…!ありがとうございます。