今年も、1年ありがとうございました。
割と年末年始も仕事をしていたのですが、今年は保育園が休みの間は休みにする事にしました。
昨年冬に札幌へ引越し。次男が1月生まれ。今年の11月にはアトリエショップを開きました。1年とは思えないくらい馴染んでしまった。
根本的には、こっちの方が暮らしやすいなーと思っています。自給率も高いし、人口も多すぎなくて、コミュニティが活き活きしている。
お気に入りの八百屋さんやスーパーもあって、冬は根菜や自家製の漬物がずらっと並んでいます。雪がある事で、自然に沿って暮らしている事にほっとする。
なんで箒をつくったり、何か表現するかって。言いたい事があるからなんだよね。東京にいる時は、子どもの頃から染みついた不満ばかりだった。それは、漠然としたものでした。汚かったりとか、借り物や運んできたパッチワークで出来た街が嫌いで。清らかであるとか、生きるに於ける美しさっていうものを探していた気がします。
札幌も充分都会なんですが、自分が悪い燃料にしていたようなわだかまりっていうのが、旅行も含めてこっちに来るたびに解れていく感じはずっとありました。
だから、ここ1年は、世の中をこう変えていきたい!というよりは、どうしたら、もっと世界が幸せになるだろう。と考えていました。
先日、仲のいい友人と電話をしていて、昔から、1年の抱負は現状維持なんだよね。と言った。それはいつも、やりたい事を残さずに実行して、疑い尽くして、きちんと肯定出来るまで向かい合う様にしているからです。生き方や、道具を慈しむ事。歴史や、文化や、先人に思いを馳せる事。自分の作る動機は、自分の生きる時代や場所が変わるくらいでは揺るがない。と思っていたけれど、今年も変わらず、やっていた事に少し安心しています。やっぱり、少しは不安だったみたい。
お店ができて、歌集をたくさん置けている事が、とても嬉しいです。すごく雑で説明の足りないもの言いなんだけど、人間に必要なのは詩情、ただ一つだと思います。
関わってくれた皆様、これから関わる皆様に感謝!来年も、笑顔溢れる1年となります様!健やかに、お過ごしください。