表面と内面

今日は私のホームページにフラッシュなぞ入れてみた。
サーバーが受け付けてくれなくてちょっと苦戦したり、写真もぜんぜんちゃんと撮ってないなぁ・・・
とか考えつつ少し心苦しい。
作業自体は楽しいけれど、作りながら毎日、どうみせるかも毎日考えております。
美術だと考えるとそれは本分であって楽しい部分だけれど、
職人として考えるとそんな事はなく。
 社長が、良い物は黙ってても売れるのが本当だ。と、昔言っていたのがとても頭に残っています。そんな事はない。 
バルガスリョサが、文学は技術によるものだと言う様な事を書いていて、とても同意はします。
表層が、内面や本質を現す事は当然なのですが、やっぱり情報とか市場が大きすぎて、
やっぱり大きなメディアには勝てない部分もある。(もちろん、大いに恩恵も戴いていますが)
 自分はデザインとかコンセプチュアルとか好きなので幾らでも来なさいだけど、
本当にものづくりしか興味がなくて、その為に生まれて来た様な人にも、ブランディングして売り込みなさいと言うのは心苦しい。と言う思いがたまにもやもやしていて、楽しくタグいじったり写真撮りながら、ちょいちょいひっかかる次第。
もちろん、価値判断は市場や使い手がすると言う考えもあるけれど、ある程度だとしても、普遍的に良い物ってあるはずと信じたいのです。良い悪いがなかったら趣味に合う合わないしか残らないから。
もちろん、好き嫌いも大事だけれどもね。
 ただ逆に、そう言う事を考えてくれたり、既に行動している雑誌の方やライターさんなどは少なからず、と言うかたくさんいるとも思う。情報が多いならそれに乗っかれば良いのだからね。
 イラレもタグも嫌いな作家さんなんてたくさんいるから。本当に、そう言う方々には頑張って欲しい。
 そう言う方々との信頼関係とか、繋がりがもっと活発になって、メディアとものづくりが夫婦みたいになったら良いなぁ。作り手は、ひたすら良いものを作っていたら良いし、メディアの人が全力で受け止めて、そのまま使い手に届く。正に三方良しの精神。三方良しの世界。
長い目でみたら、自然淘汰も働くと思うんですけどね。
いや、ブランディングまで言わなくても、方向性はしっかりしないとな。自分 

掲載

□メディア
スパイラルのインタビューページにご紹介戴きました!
藤本さんと一緒です。
http://www.sicf.jp/interview/
それと、4月8日発売の「続・東京の手仕事」と言うムックの取材も、一昨日して戴きました・・・!
(他の面々が、強靭すぎて恐れ入ります)
既に出ている、東京の手仕事もみましたが、とても素敵な本ですのでご覧戴ければと・・・!
まとめ方も凄いけど、ラインナップが熱い。文句無ぃ
松本は落ちてしまったのですが、5月6月個展があったり、秋にも工房からの風と言うのに出させて頂く事になったりして、やりがいありそうです。
あ、調布に引っ越します。平屋。なので、工房兼素敵なお店みたいにしたい計画絶賛妄想中です。
年内に、人が遊びに来られる様にしたいな・・・!
色々がんばろう。
□最近おもったこと
 それもあるのですが、この前の、松屋銀座で販売させて戴いていたら、関心しっぱなしでした。百貨店。
思わず購入、フィスラーの鍋。さんまんえん。
買ってから気がついたけど、普通の鍋だとハイエンドだったな・・・!せれぶせれぶ
でも、高いものは安いって言う持論。と言うか知っている人なら共通見解だと思うのだけれど、職人物の良い物は機能性と耐久性と造形美を加味すると完膚なきまでなコストパフォーマンスだと思うの。
蓄熱と熱伝導の関係で火力も要らないし、汚れも付きにくいし、おいしさ逃げないし(よくおいしさ逃がさないっていうけど本当に逃げないんですよねほんとに変わる)。百年使えるそうです。
とか、もともと山形の鋳物のフライパン使ってたから良い調理器具の機能性しってたから迷わず買ったけど、知らないとなかなかですよね・・・!
なんでもそうです。本当に何でも。
本当は、家におばあちゃんとかいたら色々聞いてて知ってるんだろうけどね・・・!(おじいちゃんなども、我が家はとっても凝り性だったそうで)核家族制非効率。あくじゅんかん。
 物には贅沢品と高級品があって、知らないと見分けが難しい。高い生活用品でも、装飾とか純粋な手間や希少価値で高いものと、純然たる機能性の高さで高いものがあって(そりゃあ切り口にもよるんですが。伝統的な美学もとても好きですが)百貨店て、置いてあるものに殆どと言って良いほど間違いないと思うんです。が、やっぱり奥までちゃんとみたら安いものでもなかなか知らないと難しい。
 あと、なかなか高齢な方が多いイメージもあって、行く習慣がないんですよね・・・
 可愛いとか古いから良いとか言う話は、自分としてはあまり肯定しないのだけれど、単純に合理的で、無くなると再生までまた時間がかかる物だから、知られて無くて廃れるのは勿体無い。
伝わっていないなら伝わるように工夫しなくては。と思って。がんばる。
 下の階のブランドとかファッションは好みによりけりの部分も多いとは思うのですが、(勿論良いものは良いつくりですが)リビングフロアは結構、誰でもお得になると思ている。数十円レベルで切り詰めて生活しているのでなければね・・・!みんなもっと行ったら良いのに。って思っている
最近速読と言う事を知ってから、図書館楽しくて仕方ない