あたり前に良いもの(ほとんどコーヒーの説明になってしまった)

写真-(2)

前から通っている、下北沢のコーヒー屋さん、コフィアエクスリブリスさんで、小さい箒のお取り扱いが始まりました。(サイズやコアミなど、少し工夫してあります。)

とても素晴らしいと思って、いつも通っているお店です。
コフィアエクスリブリスでは、スペシャルティコーヒーというジャンルのコーヒーを専門に扱っています。
2000年くらいから世界含め、色々な所で流行り始めた様です。(合ってるかな)

好きな方だと、サードウェーブやら何やら、雑誌などでもよく取り上げられているので知っていると思うのですが、平たく言えば美味しいコーヒー。
どこからスペシャルティかというと、生産国各国で行われるCOE(カップオブエクセレンス)という品評会で80点以上のコーヒーの事を言うそうです。

当初は何も知らずにふらっと入り、すっかりはまってしまいました。
しかもそれは、ただ美味しいとか、こだわりの~という形ではなく、自分の知っているコーヒーとは違うやり方で作られているコーヒーでした。
普通のコーヒーと何が違うのか。どんな方法でも良いのですが、このお店では、
抽出方法が分かりやすい入口でした。ここではフレンチプレスを用いています。コーヒーといえば、とても淹れ方にこだわるイメージがあったのですが、これは注いで待つだけ。(メーカーの1つ、ボダム社は、広告で猿のイメージを使っていました。それほど簡単という事です。)

何故簡単な方法なのに美味しく入るのか。
コーヒー豆に対する考え方が全く違う事があります。

かつてのコーヒーは、苦味、えぐみなどを入れずに、如何に美味しい成分だけを入れるかという事で、温度や淹れ方、技法に様々な工夫が凝らされて来ました。
スペシャルティでは、生産方法の普及や輸送方法の発達、客観的な審査方法の確立、適正な価格設定などによって、そもそもえぐみや臭みのない豆を使うので、お湯を入れて濾すだけ。ペーパーでは濾されてしまう油分など、成分をそのまま全部味わう方法で淹れているそうです。

甘みも強く、苦味なども無いので、砂糖やミルクも、入れない事の方が多いです。
(色々入れたらもったい無いな・・・と、自分などは思いますが)
稀少価値やブランドで売っているコーヒーはプレミアムで価格が上がりますが、これは味が基準になっているので値段もそんなに高くもありません。(品種によっては高めの物もありますが)
価格も、適正に評価していくので、生産者も潤い、更に品質の向上を目指すことが出来る。
フェアトレードの様な支援よりも、自立できる技術や流通を目指している所も素晴らしいと思います。

説明すると色々ありますが、良い物なんだからそのままで美味しい。というスタンスにはとても感動しています。
丁寧に、真っ直ぐに作った物だから、余計な手もいらない。誰から見ても良い物。
自分も、そういう、もの作りが出来たらなぁ。と、とても憧れています。
(勿論、スペシャルティコーヒーはここだけでなく、全国に色々あります。)

試飲会などもよく行きますが、ワインの様に、1杯のコーヒーに対して色々な表現や
感じ方を見出せる事にとても感動します。物を深く味わい、思いを広げるというのは色々な作物に言える事かと思います。

と、すっかりはまっているのでコーヒーばかりになっていました。笑
偉そうに色々書いてしまいましたが(謙虚な紹介のつもり!)ご本人に直接聞くのが一番です。
聞けば色々お話してくださるので、是非のぞいてみて下さいね。

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