べんがら染め


昨年、某お世話になっているお方に染めてもらってから、とても気にしています。べんがら。
染料じゃなくて、顔料なんですね。赤い漆や、神社の赤い鳥居なんかそうですが
要は鉄分が酸化した土だそう 赤土ですよね
作るものの色は、とても大切だと思います。
なぜこんなに色に魅かれるのかとも思いますが、無粋な事を言うと美味しい果実を見分けるなど、
本能から刷り込まれている様です。
たくさん作ってカラフル!みたいのもやっていたのですが、最近は少なくしております。
染料なんて、それこそ無数にあるので、遊び幅が広い事この上ないのですが、
個人的には(あくまで自分の好み。自分の作る物に関しては)道具の上をキャンパスの様にして楽しむ事より、道具そのものを見て欲しいと言う意識があります。
鮮やかな布や器もそれはそれで大好きですがそれはまた別としまして
顔料は色が乗りにくいし落ちやすいし、あんまり良いことないのですが、何より日光の堅牢性があります。
日に日に色が落ちて行くのも草木染めの愛着ですねと言う話もあるんですが、私個人としてはずっと付き合える道具、暮らしに対する祈りとしては堅牢で在って欲しいと思う次第。
あと、マットでクレヨンみたいな風合いもとても好きです。
(素人仕事極まりないので、あんまり知ったふりしないようにする)