壁の解体・初日

いよいよ、改装にあたろうと思います。最優先は断熱で、コストパフォーマンスと快適さの為、最上級レベルの性能を目指します。

その前に、あまりに広い家、未開拓の場所も多いので、まず倉庫の探検から始めます。

発見された、20年前のビール(未開栓)飲める・・・?
漬物桶、杵。個人的に嬉しいものが多い・・・!

前回気になっていた、どうやっても回らなくて開かない扉。
調べたところ、根元をプライヤーで回すとノブごと取れるらしかった(内側の場合)ほんとかな・・・?

取れた!よかった
鍵は動くけど、レバーの方は固まって全然だめ。油さしたり塗ったり、直してもいいけど、とりあえず保留。
今日の目的は壁の解体です。開けてみないと分からない。端からべりっと
やり始めたら、意外とさくさく行きました。基本的に、木枠に石膏ボードをくぎ打ちしてあるだけなので、端の釘を幾つか抜いて、穴を開けたらべりべり引っぺがせます。
大きいハンマーとかで壊したりもできるみたいだけど、ゴミが散らばると面倒なので。あまり粉砕しない方向で。

予想よりスムーズで、子どももエンジョイしてます。(ヘルメットと、軍手、出来たら分厚い靴ですね!釘が落ちまくってるので)
何時間もかからず、一部屋抜けました。築40年以上で、全部釘。ネジなしなのも楽でしたね。
台所、冷蔵庫みたいのと、オーブンついてるんだよね。コードとか配管あるの・・・?と思ったけど、オーブンは元栓から先をモンキーレンチで取り外すだけ。水道も、蛇口下の金属のカバーが被さってるだけで、ぐいっと引っ張れば動きました。

西洋剃刀(カミソリ)の購入と研ぎ方・使い方

動機

あんまりきちんと身だしなみをする方ではないのだけれど、電気シェーバーが古くなって困っていた。(人生、2台目くらい)刃は1度だけ交換していて剃れなくはないのだけれど、バッテリーが古いらしくて2回くらい剃ったらすぐ充電しないといけない。少し高いものを買うと、何万円もする。電気も使う。替え刃も何千円もする。鋼の入った包丁など、良い刃物は一生(もしくはその次の代まで)使えるし、切れ味もすごい。調べたら、剃刀の方が深剃りできる事も分かった。身だしなみなんて基本的な事なのに、電機屋や工場や発電所に頼らないと出来ないなんてしゃくなので、カミソリでやってみようかなと思い、購入しました。

買ったもの

刃物は、よしあしの判別が難しい。プロでも、並んでいるのを見ただけじゃ分からないんじゃないかな。包丁や普通の刃物は買った事があって、信頼できる刃物屋さんから買うのが一番いい、と知っていた。

ーちなみに、大手の刃物屋も卸しだったりするし、話も上手いのでピンきりだ。職人さんから直接買うのが一番いい。でも、職人さんも、刃物研ぎだけで食っててそんなに作ってない人、作り手風を装った営業の人など色々いる。刃物屋さんでも、何人も話を聞いていると、ちゃんとした人か見分けがつくようになるけれど、そこを伝えるのは難しい。ただ大抵本物の人は、真剣に、こちらが勉強したなり事、本当の事かが知りたくて、例え高級じゃなくても良いものと一生を添いたげたい事が伝わると、真剣に話してくれるし、長々と説明にも付き合ってくれる。

地元に、剃刀屋から創業したという一番古い刃物屋さんがあって、そこに行く事にした。買うなら、土地にあるお店にしたかった。

置いてあったのは、西洋剃刀が二本と、和剃刀一本。床屋さんなんかも、衛生上の理由もあり最近は使い捨てらしくて、かなり流通は少ないらしかった。和剃刀、かっこいいなー、とも思ったけれど、剃刀の研ぎ方や手入れの情報はネットにも少ない。使えないのは悲しいので、スタンダードな西洋剃刀にしてみました。

(ちなみに、うちのおじいちゃんは下町っ子で、よく革でシャッシャッと研いで髭を剃っていたらしい)

研ぎ方(の前にその基本)

刃物は好きな人が多いみたいで、刃物の話をすると色々と言ってくる人がいる。ネットにもあんまり確かじゃないやり方がたくさんあるので、簡単な仕組みだけ説明します。

構造としては、のこぎりに似ています。

顕微鏡などで細かくみると、ものすごく!細かいレベルでギザギザしているはずです。(見たことはない)なので、どんなに切れる刃物でも、真上から真っ直ぐに触っても切れない。刀みたいに、スライドすると無数の細かいギザギザが繊維を断ち切るので切れます。

ノミやカンナは、そのギザギザを、繊維に食い込ませて削っていくやり方なので、ノコギリより尚更切れ味が必要な訳ですが、剃刀も、切り方としては同じです。だから、切る、というよりは顔の表面を髭だけ削いでいる感じです。(電気シェーバーは、上刃と下刃で挟んで切るので、ハサミの仕組みに近い。上刃の厚み分は必ず剃り残しになる。)

通常の刃物は、荒砥→中砥→仕上げ砥

くらいで、仕上げていく。人や物によるけど、荒砥で400、中砥で600、仕上げ砥で1000くらい?ですかね。包丁など、普段は、事足りるので中砥くらいしか使ってない。

(番号は粒子の細かさ。ちなみに、ネットで調べた限りだと、剃刀は6000とか10000とかみたいで、全然次元の違う細かさらしくて、最初、困ってしまった。)

番数を段々細かくするのは、ヤスリがけと一緒です。凸凹した面を平らにするのに、いきなり細かいヤスリを使っても、凸凹は取れないままでツルツルになるので、ツヤっとした凸凹の面になります。まずは、荒いヤスリで凸凹を均して、荒いヤスリの凸凹をもう少し細かいヤスリで均して…と繰り返して、本当に平らな、ツルツルの面が仕上がります。

身が歪んでいたり、凸凹、錆があって滑りづらいノコギリだと木が切りにくいのは何となく想像できますよね。それと同じです。

研がれた刃物は横からみると光っているイメージですが、その平滑かつ細かなギザギザが均一についた刃をスライドさせ、切り込んで行く時、よりスムーズに切り込む為に、側面の平滑や滑らかさが必要になってきます。(知らない人は、この側面だけ光らせて満足する事が多い。)

あとは、刃の角度。小刀などは厚みで鈍角、包丁は薄刃で鋭角。剃刀は、実は内側に凹んでいて、ギリギリまで薄くなっています。

鋭角な方が切り込みやすいので切れ味は高いですが、欠けやすさとの兼ね合いです。

そこで、薄い刃物では少し先だけ鈍角にするやり方も多くあります。(素材や用途による)

(やっと)剃刀の研ぎ方・道具

上記の説明を踏まえると、剃刀は顔を剃るだけで硬いものには当てないので普通には欠けたりはまずありません。

包丁でいう荒砥にあたる、刃の形を真っ直ぐに整える作業は殆んどないと言えます。

ただ、欠けることはまずないものの、髭は結構固いらしく、切れ味がすぐ落ちる。そこで、小まめな研ぎが必要になる。(床屋さんも、顔剃途中に、革でシャッシャッ、とかやるのは、途中で切れ味が落ちたからですね。)

研ぐ道具は、スタンダードなのは砥石か革砥です。

・革で研ぐ…?と少し不思議になるかも知れませんが、剃刀の刃先はかなり薄いので、スムースな革の表面を撫でるだけで削れ、細かい凸凹が刻まれる訳です。(細かい事は知らないけれど、牛革の繊維の太さや硬さが、いい感じなのでしょう)

細長い革にシャッシャッ、と当てるので、自然と刃先を少し鈍角にする研ぎ方になります。ストロップ、とも言います。

・もう一つは砥石。砥石は天然砥石と合成砥石があります。合成砥石は人工的な砥石で、番数が決まっています。

(6000とか10000とか…?試したことはありませんが)

・天然砥石は、実は番数は決まっていません。科学的はデータは知りませんが、使っているうちに砥くそとか砥泥というペーストが出てきて、その粒子がどんどん細かくなるので番数を決められないのです。

うちでも全部は試していませんが、革砥、天然砥石もちゃんとしたのを買おうとすると10000円くらいしてしまうので、まずはアマゾンでやっすい革砥を買って、ピカールという研磨剤(何千番かの研磨作用があるらしい)を塗って使ってみました。

石油の臭いがするので、嫌な人は嫌だと思いますが、ぼちぼち研げます。

それと、以前人にもらった天然砥石があって、こちらを使ったらこの方がよく研げましたね。天然砥石は、それこそ自然物なので、一概に良いか悪いかは分からないみたい。職人さんは、舐めて判断する、とか聞きますが…やらせてもらっても分からないので、信用できそうな所から買うか、やや博打になるかと思います。

毎回研いで、場合によっては使いながら一度研いだりもしています。

研ぎ方

基本的に砥ぐ時は、ピタッと砥石にくっつけて、刃に対して垂直に動かします。(斜めにする場合も多い)横には決してスライドさせてはいけません。砥石や革砥が切れてしまうし、一度で表面の凸凹がなくなります。何らかの理由で切れ味を落とす時のやり方ですね。

理屈的には、押すときも引く時も研げますが、押すと(特に革などは)食い込んでしまうので、剃刀に関しては引く時だけ研ぐ事が多いようです。

あと、砥石慣れてない人あるあるですが、普通の砥石だと、真ん中だけ使って真ん中が凹むケースがよくあります。

砥石を荒い砥石で研いで直したりもしますが、上手い人は普段から端を使って研いだりして、平らを維持しながら研ぎます。

平らでない砥石では、刃先にちゃんと砥石があたっているかも分からないし、刃の形も意図せず湾曲するので難しい。というかおすすめしません。

(剃刀では、しばらくペタっと置いて研いで、仕上げに身を少し立ち上げて研いでいます。)

また、返り、と言って、砥石を当てていない側に僅かに刃先が反るので、両面研ぐのも大切です。

状態にもよりますが、小まめに研いでいたら、剃刀は何分も研ぐ事はないと思います。過剰に研いでも意味がないし、研ぐ=刃が減る。寿命が減る。だからです。

切れ味の確認は、爪に垂直に当てて引っ掛けるとか、指の腹で触るとか。剃刀に関しては刃に髪の毛を一本ふりおろして当ててみるとか。ありますが、何回か剃っていると勝手に分かると思います。

剃り方

刃物で剃るには、下準備が大切です!

・蒸しタオル。レンジなら1分ほどチンしたタオルを顔に乗せ、髭を柔らかくする。

・シェービングソープ(うちには、床屋さんで使う泡だての髭ブラシがある。温かい泡で効果アップ)で滑りをよくして、肌へのダメージを減らす。

慣れないうちは、剃ったあとヒリヒリしたりします。

・張り手、といって、刃を進める方に肌が引っ張られないよう、もう片方の手で押さえるのも大切です。よく、剃刀で切り傷が出来るのも、きちんと押さえていないケースがあります。

・力を入れない。刃の重みで剃る。

髭の長さ、太さ、状態によりますが、力を入れていい事はあまりありません、極力寝かせて、滑るように、少しずつ剃るのが、一番安全です。深剃り=肌へのダメージでもあるので、仕上げに少し立ち上げて剃ったりしています。

・傷がついても

慣れないうちは、必ずどこかしら傷ついたり、血が滲んだりしますが、鋭い切れ味の傷はすぐ止まるし、後にも残りません。

ティッシュで少し押さえて、冷水で洗う、冷やすなどすれば大体大丈夫です。

・慣れるまでは順剃り

深剃りしたいときは毛の生えている方向の反対(顔の下側から)剃ったりしますが、きちんと順剃り(上側から)が終わっていないと痛いし、必ずケガするので、慣れてからにしましょう。

口の周りは、やり辛い時は横から剃るのもやりやすいです。

慣れるとそんなに時間もかからないし、T字カミソリより加減しながら剃れるので肌にも優しい。シェーバーより深剃り、ゴミも出ない。手入れの喜びがあり、髭の細かい造作もできます。オススメです!

追記

小さくて手頃の天然砥を売っているサイトがあったので、買ってみました!
きちんとした革砥は分かりませんが、かなり調子いいですね。

説明も細かく、いい砥石屋さんでした。
http://www2.odn.ne.jp/mandaraya/tomonagura-peiji.html

とはいえ、何にしろ、小まめに研ぐ必要はあり。
面倒でそのままやってしまったりもしますが、途中一回くらいは研ぎ直すと快適です。

お家の購入

場所の選定

まずどこに買うか、というのは重要でした。引っ越す理由は、現在の札幌市中心部が、せっかく北海道に来たにしては都会過ぎる。また、森に住みたい。というイメージもありました。

自然エネルギーにあふれ、自給率200%の北海道は東京より遥かに強いにしろ、2018年の胆振東部地震では、脆弱さを体感する事となった。
洞爺湖、東川、置戸、富良野、若い人が色々活動していたり、面白そうな場所はたくさんあるのだけれど、個人的には、田舎に行きすぎたくない、というのもあった。自給自足をして山に籠る事も素敵だけれど、自分だけ豊かな場所に逃げられる気がしていたから。幸せだったり、いい事は人と共有しないといけないし、危ない事とか、不安な事は、人に伝えないといけない。どこかで社会と繋がっていたいと思っていた。ただ、札幌市中央区は、資源に対して人が住むには多すぎると思ったし。情報も多すぎた。お店の事もある。畳むのに困るような規模ではないけれど。本屋は、山奥にあっては困る。コミュニティあってこその文化だ。

そういう点で、小樽はよかった。出来れば車はない暮らしが好ましいから、公共交通機関が近い(JRまで徒歩4分・1時間に二本。充分だ)。北海道の中でも、屈指の歴史と、かつては栄華を誇る(本当に、にしんや石炭や金融で賑わっていた頃の小樽はすごい。本当にすごい)文化的な街だ。
資源や食料の面でも、札幌より遥かな安心感がある。小樽の港や、余市の畑があれば、食べ物もどうにかなる気がする。

不動産屋さんは

知り合いの作家さんに紹介してもらったクローバコンチネンタルさん。話が早かった。というのは、以前から、古くて幾らでも改装できる家が欲しい!と思っていても、多くの不動産屋さんは驚くほど理解してくれない事が多かったからだ。

環境に悪くてスペックの低い、安くて白いだけの家を買うか、スペックの高さを得ようとしたら一生かかっても返せないようなお金を払わなくてはいけない事が多くて、それはすごく大変な事だと思っていた。
小樽は、たくさん人がすんでいたので家が沢山ある。100万円くらいだせば、買える二階建てはたくさんあります。放っておくと、雪などでどんどん劣化するし、坂も多いので恒例の方は難儀する。服も、ある資源を活用するために古着を直せばいいし、家も、少し大きめのものを買って、バキバキに改造して最高レベルに近い断熱と気密をして、お金がなくても幸せに暮らしたいと思った。

結局買った家とサイズ

とはいえ、想像以上に大きな家が手に入ってしまった。税金や手続き含め○○○万円ほどだけれど、8畳の部屋が6つくらい+屋根裏も丸っと使える。
敷地は、その建物が3つは入るくらいあって、小さいけれど川もある。

正直三分の一くらいしか使わないけれど、あまりをカフェなり、ゲストハウスなり、何かにすれば、よりコストのかからない生き方を出来る気がする。自給自足ではなくても、自立した生き方を出来る気がする。

こつこつ(バッキバキに)改装していきます。